2014/02/03

「生命保険のカラクリ」

生命保険のことをよく知らないので読んでみた。すげー参考になった。早くも「読んでよかった本2014年版」入りだこれ。今は「民間医療保険に入る必要なくね?」「かけ捨ての定期保険だけでいいわ」と考えている。
さて、内容とは直接関係ないけど、この本の序章で著者がとても良いことを言っていた。以下に引用しておく。
P.22 保険会社として営業を始めてからは、まだ一年半しか経過していない。これまでの業界の常識からすれば、「新入り」の私が業界の全体像を語る資格などないと思われることだろう。だが、誰でも少しずつ、その業界に身を置く時間が長くなればなるほど、その規範と常識に染まっていく。はじめの頃は不思議に感じていたことが、いつからか当たり前になっていく。とすれば、まだ新鮮な気持ちを持ち合わせているいまの自分が見た業界の姿、業界の人々の常識とのギャップの中身を、より多くの人たちに知ってもらう意味はあるのではないか。これが本書を執筆しようと思った動機である。
ちなみにこの著者、ライフネット生命の副社長とのこと。



もちっとよく知りたいので、もう一冊くらい読んでみよう。これにしようかな。

余談だけど、「生命保険は金融商品」ということらしいので、投資信託・インデックスファンド・株式・国債・MRF・ETF・MMFなどなどをザックリ解説した本も読んでみたけど、やっぱ投資の世界は「手を出したらあかん世界や」という認識は変わらなかった。多額の資産を持っていれば、株式に少しとリスクの低い商品に手広く分散投資したらいいかも、と思った。自分のような小市民には縁のない世界だな。

2014/02/01

「交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場から」を読んだ

交渉相手の警戒を解き真意を引き出すテクニック、決裂必至の国際会議で合意を作る根回し術、当事者全員に利がある調停の肝は、「戦わない」交渉哲学から生まれた―。コソボ軍事紛争調停からCOP10名古屋議定書採択まで、不可能を可能にした交渉・調停の達人が、知られざる国際交渉の舞台裏を生々しく伝える。日本の底力と可能性を浮き彫りにする、驚きと感動の書。

読み物としてなかなか面白かった。国際紛争調停官だった著者が「こういう国際的な交渉現場で、こんな風にまとめ上げたよ」ってエピソードが語られている。「こういう仕事してる人がいるんだー」って勉強になったわ。でも、生々しさはそんなになかった。あんまり詳しく話すことができない事情は、まあ、そりゃーあるんだろうと思う。

P.14 さまざまな合意のなかでも、結局長続きするのは、当事者同士が納得している合意だけです。いくら力で押さえつけても、その下に不満がくすぶっていれば、争いはいつか必ず再燃します。どんな交渉でも、表面の勝ちばかりを追っていると、その場はよくてもいつか必ずしっぺ返しがきます。私自信も、「負けた」と感じた相手の思いが、次第に「損をさせられた」「だまされた」「恥をかかせられた」という不満に変わって蓄積してゆき、結果的に思わぬところで想定外の妨害をされたこともありました。

これはこの本以外でも、よく「重要なことだよ」って言われますね。そういや、うちの社長も言ってたな。やっぱwinwinじゃないとね。押し切ったりゴネたり陥れたり騙したり、やっちゃいけませんね。

P.29 「お前の言っていることは一〇〇パーセント正しい。それは認める。ただ、”場”を考えろ。とにかく頭を冷やせ」

若い頃って、こんなだよな。

「わかった。じゃあ俺が先方に謝っておく。俺はお前のボスだ。お前の代わりに俺が謝って問題が解決できるのだったら、お前はすぐに戻ってこい。お前自身にできることがあるなら、それをやってから帰ってこい。その判断は任せる。ただ、焦って、何とかしなきゃと一人でどんどん穴を掘っていくのだけはやめてくれ。そのときは、問題解決のために誰かを送るし、俺がそちらにいってもいい」

まだ半人前だった著者にメンターがかけた言葉。なんちゅうカッチョイーボスや・・・。

P.79 オレンジが一つあって、それを二人の姉妹で分けたい。どちらも三分の二を欲しがっている。このとき、どうやって解決案を出せばいいか?

これ、回答を含めしょっちゅう見かける寓話ですね。好きですこの寓話。

P.182 自分の手柄が反映されている提案には、なかなか反対できないのが人間の心理というものなのです。

相手にコミットしてもらうって話。「影響力の武器」の「コミットメントと一貫性」の話と同じですね。

私は、交渉の場で嘘をつくことは決してしません。嘘や間違った情報を意図的に交渉に織り交ぜてしまうと、必ず破綻するからです。偽の情報を交ぜた経緯を守るためにさらなる嘘の上塗りをしていく羽目になり、いつの間にか目指すべき方向性から外れてしまいます。

「一つの嘘をとおすために別の嘘を二十発明せねばならない。」なんて話もありますしね。

結構ライトな内容なので、サクサク読める本でした。

「図南の翼」を読んだ

先日、買って読んだ。やっぱり十二国記は大変良い。読後感が素晴らしい。しばらく十二国記の世界から帰ってこれなかった。

18年前の本なんだな・・・、これ・・・。中高生の頃に読んでたら、影響を受けて人生変わってそうだわ。

十二国記は、アニメを全話みた。小説を読むのは初めて。十二国記は、どの話もさすが小野不由美作品だけあって、前置きが長くてちょっとつらい。そのぶん、後半の畳み込みで脳汁が出まくる。「風の万里 黎明の空」「月の影 影の海」なんかも、小説で読みたいと思った。十二国記、完結するんだろうか・・・。

ところで、何故かここだけメモしてた。

目の前にいる困った人を見捨てることがひどいことなんだったら、目の前にいる人が将来困ることを承知で何かをねだるのも、同じくらいひどいことになりはしない? (図南の翼 P.231 珠晶)


ブログを書く気分にならないんだなー

「あ、これブログに書こー」と、いくつかメモしているものがある。テキストを書くこと自体はけっこう好き。だけどブログを書く気が起きないなー。

2014/01/07

ネクタイの結び方

おもろいなー。自分はいつもウィンザーノット。ディンプルはあんまり好きじゃないのでつけない。

本のあれ

2013/12/31

@golden_lucky「PostScriptは年賀状を書くための言語です」

@golden_luckyさんのPostScript年賀状を勝手にまとめた。2012, 2008が好きです。

2013買ってよかったものベスト5

電気ケトル

うちは夫婦ともに白湯が好きなので、電気ケトル大活躍過ぎる。ガスコンロ+ヤカンだと目が離せないんだよね。すぐ沸くし良い。電気代は、知らん。




フィリップスの電動歯ブラシ

これ歯がツルツルになってまじで良い。すごい気分がイイ。いままでは電動歯ブラシに懐疑的だったんだけど、口腔ケアマニアの上司に教えてもらって、試しに買ってみた。これを買ったお陰で人生がひとつ豊かになったわ。ってレベルで気に入っている。

フィリップスの公式HPを見ると、他にも上位モデルが多数ある。上位モデルは、多機能かつオプション満載。実際に上位モデルを使っている上司の「結局、通常モードしか使ってない」との一言で、このモデルに決定。




オムロンのエレピック(口腔洗浄機)

これも口腔ケアマニアの上司からのオススメ。やばい、これまじで気持いい。特に自分のように顎が狭い人や、歯並びが悪い人にオススメ。口の中スッキリ。

口腔洗浄機って、結構いろんなメーカーから出てるようだけど、故障が多いらしい。このオムロンのエレピックは、故障しないって評判が良い。

データのない主観なんだけど、これ使い始めてから口内細菌の量が確実に減ってる。と思う。口の中が気持ち悪くなることが減ったし、なりにくい。お口スッキリ。寝る前の歯磨き前に毎晩使ってる。出かける前の歯磨き前にも使ってる。

もちろん、これを使ってるからってフロスをさぼるわけにはいかないけどね。口の中がスッキリしてると気分もスッキリして人生はかどる。




モバイルバッテリー

出張が多いので必携です。こいつをフル充電しておけば、Galaxy S2aを2回フル充電できる。小さくて良い。大活躍でした。




amazonのマイクロUSBケーブル 2.0m

安い。枕元用に使ってる。こいつのお陰でベッドでのネットサーフィンが快適になったわ。地味だけど、生活が一つ快適になった。

ベスト5ここまでー




次点

Software Design 総集編(2001〜2012)。お買い得。PDFありがたや。取りあえず興味のあるところだけ目を通してしまった後は、放置してしまってるけども。



G-SHOCK。出張マンとしては、腕時計は必携。携帯で時間を確認するのって、片手塞がるから大変なんだよね。

で、本当に欲しいのはメタルなビジネスっぽい腕時計。でも、近頃の腕時計って文字盤が馬鹿デカイのばかりで、まじでクソクラエなんだよな。あれ全然カッコよくないと思うんだが。むしろクッソダサいと思うんだ。付けづらいしな。やだやだ。

ってな感じで、腕時計が壊れてここ数年、欲しい時計が見つからなかった。失礼な話だけど、その場しのぎ的に無難なG-SHOCKを購入。ソーラー、電波時計なので、手のかからない可愛いヤツ。意外と気に入ってしまった。

本当に欲しいのはこういうの。



ミシュラン プロ3レース 700×23C。ロードバイクのタイヤですね。本当はこれを1位にしたいくらい。これすげー転がる。やばい気持ちいいいいいい。これまでノーマルタイヤ履いてたんで、違い過ぎて魂消た。ノーマルタイヤって、とんでもないハンディキャップだったんだな。

でもチャリのタイヤで一本5,000円って高ぇーよな(笑)でも、転がりっぷりがすごいので、周りの人たちが一本1万円のタイヤ履く気持ちがわかったわ。



読んでよかった本2013

月に2〜3冊程度しか読まないマンなので、そもそも母数が少ないけれど、書いておく。こうやって選んでみると、今年読んだ本は当たりが多かった。全部書くわけにもいかないので、「これは書かないわけにはいかないだろ!」というのを選んでみる。

順不同。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

これはプロの仕業。実際プロの仕業。小手先のテクニックやtipsみたいな枝葉ではなく、レトリックの話でもなく、文章を書くためのズッシリとした幹についての講義。

あとがきに

本書の執筆中、何名かの友人にこんなことを聞かれた。「その本であんまり手の内をさらしてしまったら、みんなに真似されるんじゃない?」

とある。自分も読んでみて「ここまで丁寧に惜しげもなく披露しちゃうのか」と思った。と言っても、プロとしては押さえておいて当然の基礎なんだろう。基礎こそが大事なんだと思う。

高校2〜3年生の頃、大学入試のために小論文の指導を受けていた。四苦八苦だった。ホントその時の自分に読ませたい。というか、中高生にこういう授業必要だろ常考。今後も読み直す系の本。




「影響力の武器」と「プロパガンダ」

この2冊は特に外せない。説得、交渉の本。身を守るために読むと良いと思う。

影響力の武器 訳者あとがきより

社会心理学の研究は、どちらかといえば影響を与える側の立場から問題を扱うことが多い。しかし、本書では影響を受ける側の人々の心理やそうした影響力に対する対処法についても言及しており、この点でも貴重である。

プロパガンダ P.302 ペイソの子孫たち(ペイソ=古代ローマの説得の女神)

好むと好まざるとにかかわらず、われわれはペイソの子孫なのである。友人に「あそこのレストランは美味しい」とか「あのメーカーのステレオセットはいい」と言って勧めるときに、無意識のうちにその役割を果たす(ときには少し意識して行うこともあるが)。販売や法律や政治だけでなく、医学や科学や教育など多くの職業でも高度の説得術を必要とする。同様に、選挙の候補者や社会団体や慈善団体のために働く人は、自らの説得能力によって票を獲得し、請願のための署名を集め、寄付金を集め、情報を広める。実際にわれわれは、事物を誉めたり批評したりするとき、ある意見を弁護したり攻撃したりするとき、ある立場に賛同したり反対したりするとき、常に説得を試みているのである。

この2冊はペアで読んだ方が良いと思う。読む順は、影響力の武器を読んでからプロパガンダを読んだ方が良い。「影響力の武器」はそれぞれの影響力に名前を与えて、その名前ごとに章を分けてあるので解りやすい。章末にまとめがあるのも良い。

プロパガンダは「影響力の武器」の影響を受けているし、影響力の武器からの引用も多いので、「あ!これ影響力の武器で読んだ話題だ!」といったノリで読める。影響力の武器の補強として読むといいし、豊富な具体例が良い。




自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術

「自衛隊メンタル教官が教える」ってところに興味を惹かれた。自衛隊にそんな人がいんの?どんなことしてんの?って。

購読しているブログで「部下や後輩を持つリーダー向け」として紹介されていて、読んでみた。実際「疲れている当事者向け」というより、その上司や先輩向けの印象。ちなみに僕の心は疲れていないし部下もいない。

二十代前半の若いIT戦士にススメたい。この本を読んでいるとTwitterのTLで見かける人たちの顔が浮かぶ。反抗期のエンジニアを持つ諸先輩方も是非どうぞ。




貧困大国アメリカ

恐い。日本もこんな風にならなきゃいいけど。今回読んだのはシリーズ3作目の「(株)貧困大国アメリカ」。ⅠもⅡも読んだけど、やっぱりこのシリーズ面白いわ。今度は同じノリで日本のルポ書いてくれよ。




SF(幼年期の終わり、未来からのホットライン、断絶への航海)

SF、今年も何冊か読んだけど、この3冊がぶっちぎりに良かった。やっぱり、本の中の世界にどっぷり引きこまれて、帰って来れない感じがたまんないっすね。この3冊の中で、さらに一番を選ぶなら・・・未来からのホットライン。

「幼年期の終わり」は、いろんな有名作品の元ネタと言われてるんで、その意味では読んでおいて損はないかと。




プログラミング(入門UNIXシェルプログラミング、Land of Lisp)

今年はあんまり技術書を読んでないけど、この2冊はオススメできる。「入門UNIXシェルプログラミング」は、その名の通り入門書。Shell Scriptを書けるようになりたい人にとてもオススメ。基本から応用まで例題も多く、要所が押さえてあってわかりやすい。

Land of Lispはやばい。ゲームを作りながらCommon Lispを書けるようになる。説明が丁寧だし、このフザケた感じがとてもナイス。やばい。Lispエイリアン超かわいい。入門書としてもかなりいい感じなので、今後「Lisp始めたい」って人がいたら、この本をススメます。




まとめ

今年の読書は満足度が高い。この中で一番オススメしたいのは、影響力の武器とプロパガンダ。仕事でも日常生活でも重要なことなので、来年も交渉と説得の本を読みあさりたい。