を読んだ時のメモが面白かったので載っけとく。2011年5月のメモから一部抜粋。
P.252技術革新が人類の富を増大し、一人当たりの収入をどれだけ伸ばしても、結局、何かが剰余分を吸い取って、一般大衆は終生あくせく働くしかない。生産性がどんなに向上しても、労働の質が変わるだけで、人が労働そのものから解放されることはない。一般大衆が自分たちの労働の成果である富と自由を与えられないとしたら、いったいその収穫は誰が持ち去っているのだろうか?P.278
形態の如何を問わずすべて圧制者にとって、知識は敵なのだよ。知識は歴史を通じて、いかなるイデオロギーや信仰にもまして多くの人間を貧困と抑圧から解放した。P.246
「ひたすら働かせろ。目的に殉じる気持にさせろ。ただし、考える閑は与えるな、か。え?」
ふはは。太字のところ、IT業界の話みたいだな(笑)ITって楽をするための手段なはずなのに、当のIT業界の人々は死ぬほど働いてるってホントどうしてこうなった。
はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る --石川啄木:一握の砂
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