もしも50%の製品満足度を達成したいのであれば, 大衆全体を50%満足させるような方法ではだめなのです。これを実現するには, 人々の中から50%を選抜し, 彼らを100%満足させるしか方法はありません。しかしこれによって, 予想以上の結果が期待できるのです。そして市場の10%をターゲットとし, 彼らを100%熱狂させることができれば, ずっと大きな成功を得ることができるでしょう。このことは直感に反しているかもしれませんが, 大衆を満足させる最も有効な方法は「1人のユーザ」のために設計を行うことなのです。
(Cooper, A. The Inmates Are Running the Asylum, pp.125-126 邦訳:pp.228-229)
この引用の前のクライスラーの話も面白い。購買対象者の80%が嫌い、20%が好んだ車がベストセラーになったという。。
タイトル
記事のタイトルは コンピュータは、むずかしすぎて使えない! P.226-227 より。「たった1人のために設計する方が, ずっと大きな成功を収めることができるのです。」
余談
達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道 と 人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional Computing Series) の他書籍での引用され率は異常。。達人の方は持ってますが、途中までしか読んでいません。。人月の方は30年前の本なんでしったっけ。きっと絶版になることはないでしょうから、そのうち。
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