2014/03/27

「ゲームとしての交渉」

当たり本だった。この著者の文章は好きです。文章に対して「軽妙な語り口」とは言わないんだろうけれど、この本はそんな感じ。リズムが良い。

内容もとても良かった。下関講和会議、ポーツマス条約、山下・パーシバル交渉、東郷平八郎が対馬海峡でバルチック艦隊をやぶった話など、特に例題が面白かった。お陰様で、下関講和会議のことが書かれている陸奥宗光の日記「蹇蹇録」を読んでみたくなった。興味のなかった分野に、興味が湧いてしまう本ってのは、とてもいいなあ。

20年前の本だけど、まったく古さを感じなかった。交渉や外交の本の内容は、出版の新旧にあまりこだわる必要がなさそうだ。そして、「りんご(or みかん)を求めう姉妹」「ピザの分割問題」の話は、やっぱり出てくるんだな(笑)だいたいどの本にも出てくる。それと、ハーバード大学のことも。「ハーバード流交渉術」のロジャー・フィッシャー教授の名前も必ず出てくる。

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