2009/10/09

リトライSICP

計算機プログラムの構造と解釈

本を読むにあたって"いついつまでに読了する"という目標は大事だと思う。なくてもいいけど、だいたいどのくらいの期間で読み終えたいなーという目標はあっても良いと思う。

 

けれども俯瞰だか逆算だかなんだか知らないがページ数を期間で割って、1日○ページは必ず読む、なんてことになると少し話が違うんじゃないかと思う。特にSICPみたいな本においてはなおの事ではないかと思う。"読み終えるため"に読み進めるなんてとんでもなくもったいない本なのではないか。第一、尻を決めるのは仕事だけで十分だ。せっかく楽しい趣味のプログラミングをわざわざツライ作業にする必要なんてない。

 

SICPは本来すごく楽しい本のはずだ。楽しんで読まれるべき本だと思いたい。楽しんで読めないうちはまだ読む時ではないのではないか。途中でつまずく事は少なくないと思うけどそれはそういう気分でないか、またはたいていの場合技術不足であるとかそういう理由によるのだと思う。

 

途中で挫折しても良いと思う。リトライすれば良いだけの話じゃないか。何度リトライしたってかまわないわけだし。ノルマを課して"頑張って"読むより随分健康的に思える。時間をかけるだけの価値のある本なんてそんなにたくさんないんだし、むしろ世の中には読む価値すらない本であふれてる中、あきらかに読む価値のある本をしつこく何度も読み返した方がよっぽど有意義じゃないか。

 

ただ間が開いてしまってフェードアウト積読になるのは避けたいので「毎日必ず読む」ということだけは継続したいところではある。気分が乗らない時や疲れている時もあると思う。そんな時は1パラグラフだって良いし、以前読んで楽しかったところやお気に入りのところを読み直したり、索引や目次に目を通すことでも良いんじゃないか。それでも無理なようであればおとなしく積んでしまえば良い。たぶんまたリトライするだろうし。

 

ということで昨日だか一昨日だかからSICPにリトライ中。今のところとても楽しく読んでいる。問題はシャーペンで直に書いて解いている(笑)まだ手書きでいける。もちろん手書きはすぐに行き詰るはずなので風呂で読み進めるのを辞めよう。

 

だいたいの目標としては今年度中に読み終えたらたいしたもんかな。

 

はなから2周するつもりで1周目を「点検読書(本を読む本 (講談社学術文庫))」としてササーっと目を通した方がいいのかな・・・。ササーっと目を通せる気がしないけど。

 

深夜に書いた文章なので明朝読み直して恥ずかしがろう。

 

計算機プログラムの構造と解釈

計算機プログラムの構造と解釈

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5 本と真剣に向き合うために
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